안녕하세요?
그런데 안녕할 수가 없지요....
大変なことになってしまいました。
日韓の往来がほぼ全面ストップしてしまいました。飛行機は、仁川⇔成田を少し残して他の全便が欠航。釜山と福岡、下関、大阪などを結ぶフェリーも全面ストップ。3月31日までとしていますが、これも実際は不透明で、もっと延長される可能性もある…
全国の小・中・高校の全面的休校要請という暴挙に続いて、日韓の往来を全面的にストップしてしまうという暴挙に、弊社、株式会社EACもパニック状態です。
なぜなら、ハングルの森の仕入れが全面ストップの危機に陥っているからです。
航空便もフェリーも全部止まってしまったことから、旅行のみならず物流もストップしてしまったからです。
EMSも航空便もストップ。残るは貨物混載の船便しか残っていないのですが、これも大混乱に陥っているとのことだからです。
ハングルの森としては、今ある在庫が続く限りは販売を維持できますが、これから新学期を迎えての大量仕入れが不透明な状況になってしまったのです。
今日は朝から韓国の出版社といろいろ対策を練っていますが、とりあえず、一番出航する可能性の高い郵便局の船便を利用することになりましたが、これもどう運行されるのか不透明な状況なんです。
こんな中で、立命館大学の勝村誠教授のレポートが、FBのタイムラインに掲載されましたのでここに紹介いたします。
長文ですが、ぜひお読みください。
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かなり長い書き込みになります。
3月5日の夜に安倍首相が発表した中韓入国制限強化措置について、体験を交えて考えていることを書きます。よろしければお付き合いください。
いま私は本来は研究に専念する目的で1月末から韓国に滞在しており、素晴らしい研究条件を用意していただいているのですが、そもそもコロナウィルス騒動の渦中にこちらにやって来たので仕方がないのですけれども、日々、いろんなことに遭遇しております。そんなことは、また、改めてまとめてみたいと思いますが、3月5日以降の急展開については、記憶が新鮮なうちに書き留めておかないわけにはいきますまい。とりあえず、殴り書きで一気に書いて、誤字脱字レベルはともかく、後から事実認識の誤りや、考えの変化があれば、元の書き込みもわかる形で、追記や修正をしていきたいと思います。
少しさかのぼりますが、2月29日に今学期から韓国に留学する学生たちがソウルに到着しました。ビザ取得、受講登録は完了しており、先方の大学からは出国前に「開講が2週間延期になりました。予定通り入国いただければ寮までアテンドします。入国を遅らせても開講に間に合いますが、その場合には空港から寮までの送迎はありません」というメッセージをいただいていました。
宿願の韓国留学が叶った学生たちですから、このメッセージをもらって出発を延期する理由などありません。予定通り2月29日に出国し、無事にソウルに到着して入寮しました。私は、いまソウルにすぐ出られるところにいますので、歓迎のメッセージとともに「困ったことなどあれば飛んでいくので…」と書いたら、その29日の夜に「明日、何時頃にソウルに来ますか?」とちょっと不安そうなメッセージが。それで、3月1日の午後1時ぐらいにソウルに留学生活のスタートを激励するぐらいの軽い気持ちで会いに行ってきました。
行ってみて分かったのですが、受け入れ大学は万全なコロナウィルス感染予防対策をとってくれていました。
①中国からの留学生とそれ以外の留学生を接触させない、
②入国後2週間は4人部屋に一人ずつ収容する、
③毎日、夜に体温測定をする
④寮に専任の教職員が常駐する
それはとても有り難いことなんですけれども、逆に、寮監の学生、寮に入っている韓国人の学生たち自身もコロナウィルス対策に余念がないわけですから、当然に、入寮の歓迎会もなければ、外食できる食堂も案内してもらえない、外出を控えなければならないから、買い物の案内もしてもらえない、というわけで、私に「来てほしい」ということになったみたいです。
で、3月1日に会って、取りあえず昼食を食べに行きました。生きる基本はまずは食。で、食事をいただきながら「こっちに来てからなにを食べた?」って聞いたら、前夜はテイクアウトのチキンを買って3人で分けて食べた、今朝はコンビニでパンを買って食べたとのこと。おいおい、その貧しい食生活はあかんやろ。学生たちはみな、昨年、韓国で2週間の短期韓国語研修を受けているので、そこそこ韓国語で用は足せるんで「なんでそんなことに?」と聞くと、到着して多少寮の周辺を散策してみたけれども、営業していそうな食堂が全然見つからないというのです。
で、食事をすませてから、当座の留学生活に必要なものを一緒に買いに行くことにして、学生たちのショッピングに付き合いました。私自身も、こっちに来て必要なのに買い損なっていたものがいろいろあったので、それはよい機会になり有り難かったですね。せっかくなんで、周辺を多少キョロキョロして、よさげな食堂やフードコートなど見つけながら、その日はショッピング完了まで付き合って、これで明日から大丈夫だねと別れたのでした。
その後も、そもそもは、3月2日に開講するはずだった授業が始まりませんし、コロナのせいで自由に外出もできませんから、LINEで安否確認を軽くしながら「いまできることやりましょうね」なんて励ましていたのですが、3月5日に親しい同僚から、私と到着している留学生に、大学がこの派遣プログラムを中止にすることになりそうだから心の準備をしておくようにという連絡が来ました。
それに対して、私は「受け入れ大学はコロナウィルス感染予防措置を厳格にとってくれているから、日本に伝わっているような危険な状態ではないのだ。いま学生たちを動かす方が危険だし、日本だって安全じゃない」と伝えたのですが、「大学としてレベル2以上への交換留学を中止とする決定がなされた」とのことで、個別事情によって、その決定を融通することは有り得ないので、その決定にしたがって学生に対応しました。
大学の判断の大きな理由は、留学中に万万が一修学継続が困難になったら、受け入れ側・派遣側の両方で単位が認定できなくなる可能性があるからということです。いま中止しておけば、大学の開講に間に合うので、コロナウィルスがらみでどんな事態になっても、大学の裁量で受講の保障ができるから。おそらく、送り出しのご家族への説明責任についても考慮したでしょう。
それに、考えてみれば、当該学生たちは3回生の春学期だけの交換留学なので、コロナウィルス騒動がもし沈静化すれば、秋学期に再チャレンジすることも可能ですから、甚大な不利益を蒙るわけでもない。そう、最後のチャンスを逃すとかではないので。
私も組織の一員ですから、決定には従わざるをえません。交換留学の中止はやむを得ないと思いましたが、日本の新学期開講まではまだ時間の余裕があるので、せっかく学生たちが韓国に来たのだから、ほんの何日かでも韓国で生活してから帰ってもらえればいいと思っていたのですが…
ところが、同じ5日の18時ごろに毎日新聞が「中韓からの帰国者全員隔離へ」というスクープ記事を配信したために、学生にも私たちにも激震が走りました。その瞬間、私自身は1月末からこちらにいて、韓国ではコロナ感染の危険はそれほど高くないことを実感していましたので、日本に帰国した学生が隔離施設に収容されるぐらいなら、むしろ、もうしばらくこっちにいてもらった方がいいんじゃないかとも思いました。
夜になると安倍首相が新型コロナウイルス感染症対策本部で記者会見を開き、3月9日から3月末まで、中国と韓国から来るすべての入国者への検疫を強化し、政府が指定する場所で2週間の待機を要請すると表明しました。
https://www.youtube.com/watch?v=JZ7SMkcTfdw
(テレ東NEWSより)
ここで、学生たちは8日までに帰れば隔離は免れることがわかり、一安心したのですが、実は、この会見がとんでもないまやかしだったことが翌日はっきりします。
さて、翌6日の朝には大学から私の携帯電話に連絡が来て、とにかく学生たちに早急に帰りの航空券のチケットを取るように伝えてほしい、そして、予約できたら時間と便名を伝えてほしいという指示でした。メディアの過熱報道もあり、7日、8日のチケットが取りにくくなるのではないか、取れなくなると、帰れない、帰っても隔離されるというような不安からの伝言ゲームが飛び交って、大学側もいささか過度に心配してくれました。ところが、私自身がサイトで調べてみたら、7日も8日も空席はいっぱいあり、学生たちから午後1時ぐらいにチケットが取れたという連絡があり、それでまた一安心。
その日(6日)の夜の22時30分に、私のところに旅行会社からメールが届いていて、なんだろうと思って開いて見ると、あなたが契約している3月31日の仁川発関西空港行きの便は欠航が決まったので、①3月8日の夜発の便に振り替えるか、②料金の払い戻しを希望するか、どちらかを選択して至急返信ください。返信が遅いとお席を確保できない可能性もあります、だと!
あ、自分も該当者だったのね、と、そのとき気づいた私。
少し帰国を遅らせることにして、払い戻しを選択した。
すると、もう深夜だったんですが、大学がその日に、いま春休みで帰省中の中国人、韓国人留学生に、政府の方針に従って、できるだけ8日までに日本に戻るようにという指示を出していることがわかり、今度はそちらの対応に追われることになりました。まずは、自分が把握できている範囲の韓国人留学生の現況確認。そして、大学の指示は「すぐ戻って来い」だけれど、学部の責任者と相談しながら、8日までに日本に戻れない学生については、特に親元にいる学生については「当面そのままそこにいるよう。そして、心配しすぎないよう」と連絡を取り合いました。
学生たちへの緊急連絡をなんとかやり終えた後になって、Facebookでいろいろと情報をいただいて、外務省のホームページを確認して、いやはや、吃驚仰天。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005119.html
記者会見、そしてメディアの報道では「検疫」が強調されていましたが、全くの嘘。
この外務省の公示の2(1)によると、3月8日までに日本が発給したビザは停止⇒よって、この人たちは日本に入国できない。
次に、3(2)を見ると、韓国のパスポートを持っててもダメよ、と。おいおい、その話は2(1)より先にする話なんじゃねぇの?
要するに韓国のパスポートがあろうが日本が発行したビザがあろうが、一切入国を認めないというわけで、だから、いち早く航空便もフェリーも全部欠航を判断した。
それならば、そもそも誰も入国できないんだから、「検疫」の制度にのっかるわけがないのに、5で入国者に対する検疫措置について定めてある。なんじゃ、これ?!これについては日本人の帰国者も該当する。
そして、この公示に書かれている措置は3月9日から3月末日まではあるが、その期間は更新されうるとも書いてある。
韓国側がコロナウィルス対策についての日韓の相互協力を匂わせていたことに対するあからさまな意趣返しで、うろ覚えだが、康京和長官がちょっと日本より韓国の方がちゃんとやってるみたいな趣旨の発言をしたようは話があったようにも思うが、そんなことに逆ギレするようなら、日本の官邸は本当に心が狭い、というか、このままで大丈夫かとマジで心配になります。
で、外務省がやっていることは入国禁止なのに、それにコロナ対策の衣をかぶせているだけでしょう。よくもまあ、こんな悪知恵が働くものです。そして、韓国という国は、おそらく日本の官邸サイドが考えている(見くびっている)より遙かに優秀なスタッフが揃っていますから、こんな猿芝居は簡単に見抜きますよ。
また、総選挙を目前にしている韓国の国内事情も考慮しなければなりません。官邸サイドは、こういう措置を取れば、韓国も対抗措置を取らざるを得ないということまで読んで、わざとやっているのでしょうが、必要もないのに徒に相手側を怒らせる/信頼関係(あ、これはそもそもないか?)を毀損させることなど、悪手中の悪手であることは、外交の常識のイロハのイじゃないんですかね?
さて、私は3月31日に帰国する予定でしたが、4月以降に延期せざるを得ません。この措置の更新がなされると、帰国したら隔離されることになる。嫌だな。
私など別にいいんですが、これ、更新されたら、いま郷里に滞在中の留学生たちが日本に就学しに来られなくなります。3月31日までというのもあんまりです。入学準備などもありますから、せめて3月下旬には日本に入国できるようにしないと…特に新入生は。
いま、日本の大学人は、4月からの日本での就学が決まっている留学生のために、このまやかしの馬鹿げた入国規制措置の早期撤廃を求めなければなりません。私、自分のできる範囲で、きょうから力の及ぶ範囲で、周りの人たちに働きかけます。中韓の留学生を受け入れている大学の関係者はみんな困っているでしょう。
また、日中韓にまたがって家族・親族がいる家庭がたくさんあります。妊娠中、子どもが小さい、親が病弱、入院中、いろんな事情があるでしょう。その人たちが行き来できないなんて、人道的にも許されません。
「検疫」を隠れ蓑にした制裁的な入国制限は、一刻も早く撤廃しなければ、日本がとんでもない人権後進国であることが世界に知れ渡ってしまうに違いないと私は思います。いや、知れ渡って世界中から強烈な批判を浴びるぐらいの方が、この国をまともな国にするためには良いのかもしれませんが。
あ、ところで、2月29日に夢を抱いてたび立った学生たち、みんな、今夜、無事に自宅に帰ったようです。安心しました。
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株式会社EAC 代表 韓基徳