안녕하세요!!
하나키예요
『 배심원들 』
日本題 8番目の男
2019.05.15 개봉
監督 홍승완(ホン・スンワン)
*出演*
문소리 (ムン・ソリ)
박형식 (パク・ヒョンシク)
백수장 (ペク・スジャン)
김미경 (キム・ミギョン)
初心忘るべからず
慣れに慣れるな
真実はすぐ見えない
2008年韓国で初めての国民参与裁判制度が始まりました。
全ての人にとって”初めて”な裁判に人々の注目が集まる中、
年齢も職業もてんでバラバラな”普通”の人々が陪審員に
選定された!
조건
(陪審員選定の条件)
* 만 20세 이상
(満20歳以上)
* 대한민국 국민이면 누구나
(大韓民国の国民なら誰でも)
[단, 법조인과 전과자는 제외(ただし前科などある人は除く)]
韓国での陪審員の条件はたったこれだけ。
ところで、みなさんは裁判を見学したことがありますか?
私は去年人生初めて「裁判の傍聴」をしました。
(もちろん日本でです)
一口に裁判といっても一日の中で、
いろいろな裁判があり、中には被告人さえ出席していなくて
ほんの5,6分で終わるものもありました。
「傍聴する」という立場からみると人気(というには語弊があるけれど)
があるのがやはり、日本でいうところの「裁判員制度」で行われる裁判。
記者さんたちがいたり、証人に立つ人が何人もいたりして、
それを傍聴する人てちも多いです。
法廷ではこの映画のように”選定”された一般人である
”裁判員”たちもいるわけですが、
いったいどんな人たちなのか?
自分の目で直接みることも当然できましたが、
ほんとにその辺を歩いている人を何人か適当に
連れてきた。って感じの普通でそして様々な構成でした。
ですが、裁判員裁判の対象となる刑事事件というのは事件の
内容(罪)がみなとても重く、事件の概要を淡々として
読み上げる検察官や弁護士の口調とは対照的に
耳を疑うほどの残酷な内容もあります。
(その日、裁判員裁判を二件傍聴しました。)
もちろん私はその日のみですが、
裁判員になったら、有罪無罪をはじめ
量刑などについて自分なりの判断を出さないといけないですから、
裁判員になったこの普通の人たちって裁判を任されながら、
今どんな気持ちで日常生活を送っているのだろう?
と思ってしまいました。
映画の中でもある日突然”陪審員”に選ばれてしまって、
事前の面接で今まで深く考えたこともなかった質問を
受けるのですが、一度あなたも答えを考えてみてください。
「”法”はどうして存在するのですか?」
普通の人の回答なら、
「罪を犯した人を処罰するため?」
という意見が多数といったところでは?
しかしこの映画の中で裁判長は、こう言うのです。
「”法”は、人を処罰しないために存在します。
何の基準もなしに人を処罰したらどうですか?
無念にも汚名を着せられるかもしれないのに。
だから、人をむやみに処罰できないように
しようと処罰の基準をたてたのです。
それこそが”法”なのです。」
カッコいいーーーーー!ムン・ソリさん!
めっちゃ冷静に言い放ちます
他にも
「犯人である可能性が半々なら、有罪ですか?無罪ですか?」
「10名が犯人を放して(無罪)あげてもいいとしました。
しかし(他に)一人でも(それに)納得いかない人を作ってはいけない。
賛成ですか?反対ですか?」
あなたならどんな答えを返しますか?
◇ ストーリー ◇
2008年韓国史上初めてとなる陪審員裁判は、証拠、証言、自白も明白で
あとは量刑だけを決めればよいはずだったのに、被告人が突然、
嫌疑を否認し、陪審員たちが有罪・無罪から決めなければならなくなった。
生まれて初めて人の”罪”の審判を扱うことになった普通の人たち。
いわゆる”ド素人”と一緒に裁判を進めなければ
ならなくなった法曹界の人たち。
なるべく迅速に事を進めたい裁判官たちをよそに、
陪審員たちは最初の気乗りしない気持ちから段々と
真摯に事件に向き合うようになり、
事件はだれもが思いもしなかった真実をみせていく、、、
처음이라 더 잘하고 싶었던
보통 사람들의 가장 특별한 재판이 시작된다!
初めてだからより丁寧にしたかった
普通の人たちの一番特別な裁判が始まる!
これは2008年当時の実際の事件をもとに再構成したものだそうです。
韓国での実際の法廷と配置は同じで左側が陪審員席です。
(ちなみに私が見た日本の裁判では裁判員たちは裁判長を中心に
左右にわかれて同じ並びで座っていました)
”8番”の陪審員、パク・ヒョンシクさん。
8人の陪審員たちを演じる役者さんたちは、
名前は知らなくても「あ〜よく見る!」という
個性のある役者さんたちばかりで、
これがみんなめちゃくちゃいい味なのですよ。
パク・ヒョンシクさん目当てでだけで、
この映画を観た人も最後は残りの役者さんたちの
ファンになってしまうでしょう!
こうして始まった韓国の「国民参与裁判」は、判事の判決と
陪審員たちの判決の一致率が90%に到達するようになり、
4年後の2012年には”강력 (強力:いわゆる凶悪かな?)刑事事件”に
限られていた枠を超え、
全”刑事裁判”に拡大したとのことです。
(被告人は、参与裁判にするか裁判官による
裁判にするかを選ぶことができます☞日本とは異なる)
あとは、陪審員たちは裁判中は直接発言することが
できなくて、係りの人にメモを渡さなければならないとか、
陪審員たちと裁判官たちの判決が違った場合
どうなるのかとか、裁判に関するあれこれも
出てくるので、とても緻密に取材したんだなと
感じました。
最初に裁判官たちが「国民参与裁判制度」
について思っていたこと、
「素人にナイフ握らせて、さあ!手術したまえ!
と言ってるのと同じだ!」
と言っている場面があったのですが、
自分がいざその立場に置かれたらまさに不安しかない
そんな気持ちでいっぱいになるだろうと思いますが、
みなさんはいかがでしょう?
この作品、わたしはかなりおススメです
by 요코☆
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