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Channel: ハングルの森とマルマダンの韓国語な毎日
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韓国語小説『아몬드(アーモンド)』をぜひ読んでもらいたい

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안녕하세요!!


하나키예요まじかるクラウン

 

こんにちは。

 

 

先週に引き続き、

「おススメ韓国語小説紹介」

第二弾をお届けしますブルー音符

 

 

『 아몬드 』

 アーモンド 

 

下三角あらすじ下三角

 

感情表現不能症を持つ16歳の少年、ソン・ユンジェ。

“アーモンド”と呼ばれる偏桃体”が小さく、

怒りも恐怖もよく感じることができない。

 

彼は、生まれ持った落ち着き、お母さんとおばあさんの

たっぷりの愛情のおかげで特に問題なく過ごしてきたが、

クリスマスイブであった16回目の誕生日に起こった

悲劇的な事故で家族を失う。

 

そうして世界に一人残されたユンジェの前に“コニ”が現れる。

公園でお母さんが手を離した少しの間に居なくなってから

13年ぶりに家族のもとへ帰ることになった“コニ”は「怒り」で

いっぱいの子供だ。

 

コニはユンジェをいじめ、ユンジェに怒りをぶちまけるが、

感情の動揺がないユンジェを前にかえって途方にくれてしまう。

その後二人の少年は、他人には理解できない特別な

友情を重ね、ユンジェは少しずつ内面の変化を遂げるのだが、、、

 

 

 

著者 손원평 (ソン・ウォンピョン)

소설가, 영화감독(小説家、映画監督)

1979年ソウル生まれ。西江大学社会学を学ぶ。

韓国映画アカデミーで映画演出を専攻。

2001年第6回「씨네21」で映画評論賞受賞を始め、

シナリオ・短編映画脚本などで数々の賞を受賞。

「アーモンド」は第10回チャンビ青少年文学賞受賞作で

著者の初の長編小説である。

 

 

 

ところで、「偏桃体」って何なんでしょう?

 

「扁桃体」とは?

「扁桃」は、「アーモンド」の和名。

脳の側頭葉内側の奥にある神経細胞の集まり「偏桃体」は、

形状が「アーモンド」に似ていることからその名がつけられる。

 

不安などの不快感情、感情の記憶に関与する(好き嫌いを判断)

機能を司っているといわれる。

 

 

そもそも「扁桃腺」なら聞いたことあるけども、「偏桃体」って何だろう?

って思いました。

脳の中のこんな小さな部分なのに、大切な役割を担っているみたいです。

 

この小説の主人公のような体質を持つということが実際におこることが

あるのかどうかは、私の知識では分からないとしか言いようがありませんが、

こんなところに着目して物語を始めた著者の視点に興味が湧きます!

 

この本、韓国の本屋さんに並んでいるのを見たことが

あったのですが、こんなお話の内容とは知らず、

「漫画かな?」と思ったんです。

「アーモンド」にこんな深い意味があったとは。。。

 

なので、わたしは読んだことがないのですが、この小説を

読んだ人のレビューをみると、

 

「文が読みやすい」

「(映画監督でもあるからか)場面が浮かびやすい」

 

の他に

 

「わざとらしく感動させようとはしていない」

 

などの感想がありました。

 

 

また、著者が表現したかったのは、

 

「共感しないユンジェ」なのではなくて、

「共感しない現代の社会の姿」

をユンジェに投影させているのだ

 

という声もありました。

 

「共感力」とか他人への「想像力」が欠けているから、この社会がうまく

機能しなくなっているのだという話は、日本でも現代の課題の一つで

あるので、この本、

最終的な結末はどうなっているのか?

がとっても気になるので、私も一度ぜひ読んでみたいと思います。

 

 

「アーモンド」が欲しくなってきたあなたはこちらのHPへ

 

 

 

 

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